投稿が遅れましたが、4月7日、8日に行われた学連春季の反省をしたいと思います。
長距離2年の木村です。
僕は1日目の5000mと3000mscに出場しました。目標は5000mは15分台、3000mscは9分台ということで、どちらも自己ベストよりは遅いのですが、シーズン初めのトラックレースということで、妥当な目標設定であったと思います。特に5000mのレースは高3の春以来、実に3年ぶりでしたので、ワクワクした気持ちもありつつ、5000mのレースの感覚を取り戻すという目的もありました。
しかし結果は、5000mは16分17秒、3000mscは10分21秒と、不甲斐ないタイムとなりました。自分としてはその時出せる力を振り絞ったので、これが自分の現状の力なのだということを痛感し、目標までの距離を突きつけられました。
ですが、その原因は自分の中で理解できていることが多いです。それは「直前の練習の詰め込みすぎ(オーバーワーク)」だと思います。僕は去年のシーズンからとにかく走り込んで体を強化する、いわゆる「トレーニング」ということに主眼を置いて走ってきました。その中で走れなくなる時期もありながら、数少ないレースになんとか出場してきたという状態です。確かにその練習は走るための体を作ったり、持久力を向上させたりという観点では有効かもしれません。しかし僕の目標はレースで早くゴールまで辿り着くことであり、朝から晩までの耐久レースに勝つことではありません。だから、基礎的な有酸素能力や筋力を、鍛えることの上に速く走ることを主眼に置いた練習(プラクティス)を積み上げなければならないのです。
僕はそのことをあまり重大に受け止めず、「トレーニング」でも必ず結果が出ると思い毎日の走りに取り組み、学連春季の前日までほぼ毎日その日の力の9割近くまで絞ったトレーニングをしてきました。そんなことでは当然レースをまともに走ることはできませんね。
今回トラックレースに出たことで「プラクティス」がきちんとできない状態になるまで「トレーニング」をしては速く走ることの障害になりかねないのだということが、「概念」としてではなく「経験」として実感されました。
次の試合は来週の仙台大記録会の10000mと、5月の東北インカレの3000mscです。前者の方はよりフレッシュな体の状態で臨み、大学ベストで5000を通過して10kmのベスト近くを出そうと思います。学連春季の反省を踏まえて、今週はオーバーワークにならないように注意しながら練習を積むという練習サイクルの入り口として、量や質を試行錯誤しています。
田沼(2年)も今回ブログに書いていましたが、新2年生の台頭がこのチームには不可欠です。1人でも多く14分台、15分台(5000m)の選手が出ることが周囲を刺激し、さらなるレベルアップにつながります。そのためにも一つ一つの「練習」を大事にしていきます。
以上です。
2018年4月13日金曜日
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