2018年11月5日月曜日

全日本大学駅伝6区反省@2年木村

 こんばんは。長距離2年の木村です。
昨日行われた全日本大学駅伝の半生を書きたいと思います。

 6 12.8km (ザ・ビッグエクストラ津河芸~ベイスクエア津ラッツ)

 43'11" ave3'22"/km (3'17 19 16 18 26 23 24 29 27 25 24 19 [13])
区間最下位

 個人目標
 自分はこれまでの練習状況から、ave3'18"~19"/kmを目標としていました。12.8kmで、単独走が予想されていたこともあり、ave3'20"~22"/kmで余裕を持って10kmを通過し、6区はそれ以降大きな橋(アップダウン)がないので、そこからペースを上げていくというプランを立てました。予選会の選考TT、予選会の状況からも、そのように走れば大きな失敗はない、あるいは自分の力を最大限に活かせるだろうというように考えられました。

 レース状況
 6区は繰り上げスタートとなりました。先頭の東海大学の到着が予定よりも3~4分程早く、東北大が繰り上げスタートになることは容易に想像できていました。しかし、東北大の5区の位置、様子、全体的なタイム差は確認できず、他の私立大に勝つというチーム目標達成のためには、兎にも角にも自分のできる最大限の走りをするということのほかはありませんでした。
 繰り上げスタートの30秒ほど前の医療福祉大(以下医福)の到着をもって東北大以外の全チームが中継し、4区までの状況から、最も近い位置にいるのは医福であると考えられました。医福が自分から見える位置にいたこともあり、オーバーペースになってしまい、3'17 "1kmを通過しました。そこからペースを落とし、次の1km3'19"。そこから丁寧に3'20"をかけていけばよかったのです2~3kmが微妙な下り坂になっていたこと、調整をしっかりしてきたということもあり、予想以上に体が動いてしまったこともあり、次の1km3'16"と、少しペースアップした形となりました。次の1kmも、近鉄名古屋線を跨ぐ橋がありますが、3'18"と、ここも想定より速くなりました。しかし、上のラップ表をご覧の通り、ここから先はずっとペースが遅いまま安定してしまい、勝負所である5~9km3本の橋をペースを維持して越える余裕を持たせられませんでした。どうしても前方に見える医福の選手が意識され、うまく自分のペースを作りながら走ることができませんでした。5km以降の自分のペースダウンに合わせて、徐々に医福の選手の背中が大きくなっていき、精神的にかなり苦しい状況でした。しかし、その中で沿道の東北大のチームメイトの応援があり、力を振り絞り続けられました。しかし、7kmを過ぎたあたりから少しずつ股関節が張るのを感じ、脚を思うように前に出せず、うまく走りのバランスを取れなくなりました。この感覚は今年の仙台大記録会10000mで途中棄権した時の脚の感覚に非常に近く、走りながら怖くなりました。ですが、自分の役割は1秒でも速く中継所まで行くことですから、恐怖心を払いながらとにかく前に進みました。今年の伊勢路はあと5kmしかない、あと4kmしか走れないと自分に言い聞かせながら走りました。自分がペースの上げどころと意識していた津市大倉の歩道橋が見えてきてあと少しと思いながら気持ちを切り替えてペースアップを図りました。最初の1kmはそこまでのペースダウンから、思うように上がり切らなかったものの、股関節の張りを忘れる準備ができ、残り2kmを過ぎてからはペースアップできました。しかし、予定のペースまで上がり切らず、最後まで力を絞りつつも、想定ペースに3/kmほど足りず、結局医福の選手に33秒離されてしまいました。

 反省点
 まず、自分の力を出し切れたかどうかということについては観点により様々に意見があると思いますが、自分はあの時、あの状況でできる走りを出し尽くしたと思います。
 ペースについて。最初4kmは少々想定ペースよりも速かったもののそれはせいぜい2/km前後であり、通常それほど後に影響を残すペースではないように思われます。しかし今回の走りを振り返ると、ここで我慢して3'20"かけられなかったことが中盤のペースダウンに大きく影響したと考えられます。それほどまでに自分が立てていた目標はギリギリのラインのデリケートなものであった、もっと言えば力不足であったと断言せずにはいられません。このペースは予選会や夏の取り組みを考えれば最低限度の目標であり、本来であれば3'15"/kmが求められていたはずです。それが達成できなかった。何がいけなかったのか。これは原因は一つでは無いと思います。普段の練習へと取り組み、体調管理、調整など。特に調整、体調管理ということに関しては自分はこれまで幾度となく修正を試みてきました。自分は練習量を落としたり、休養をとったりということにすごく恐怖心や焦燥感を感じてしまい、普段の練習でもどれだけ体が動かなくてもやり続ける、体調をあまり考えずに気持ちだけで練習に取り組んでしまいます。この管理の不徹底ははっきりとした甘えです。今回の全日ではそういったことの積み重ねが出だのでしょう。調整も、脚の軽さ、キレは出ていたものの、もっと抑えるべきだったと感じます。
 他の私立大に勝つというチーム目標の達成の足を引っ張ったのは、卑下でも何でもなく、間違いなく自分です。求められた走りができなかった、それどころか先輩方が作ってくれたリードを潰す走りをしました。自分がもう少し粘れば、もっと成長できていれば、チームにもっといい結果をもたらせたのではないか、そんな考えが頭に浮かびます。予選会も走ってきて、どんな状況でもブレない走りをすることが期待されていたはずなのにそれができなかったのは大きく反省すべき点です。

 このように反省点を挙げればキリがありません。松浦さんがおっしゃっていたように、反省点が多いことはプラスです。しかし、それを生かして先に行かなければ今回走った意味は激減します。
 今回の自分の走りは東北大学の駅伝チームの歴史上最低レベルのものです。また、他の私立大に全くといっていいほど歯が立たず、これほど悔しかったレースはありません。しかし逆に捉えれば、これ以上下に行くことはありません。先にあるのはレベルアップのみです。来年必ず伊勢路に戻ってきて、チームでリベンジを果たします。
 今日からは自分たちの代が東北大の長距離パートを引っ張っていくことになります。この代でありがたいことに全日を走らせていただいて、私立大に手も足も出ずに圧倒されて帰って来れたのは自分だけです。だからここからの自分の役割は、走りで引っ張るだけでなく、より強いチームにしていくために自分の反省を発信し、来年以降の予選会突破、本戦目標達成に繋げるだと思います。


 最後になりますが、今回の全日本大学駅伝予選会・本戦におきましてご支援、ご指導をいただきました多くのOBOGの方々、大変な遠征の中応援・サポートしてくださった皆様、大変ありがとうございました。このことにつきましては感謝の意は尽きません。今後とも、皆様のご期待に応える東北大長距離チームの活躍のために尽力して参りますので、引き続きのご指導、ご支援よろしくお願いいたします。

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