2018年11月6日火曜日

全日本大学駅伝7区反省@M2本田

長距離M2の本田です。
先日開催された、全日本大学駅伝の反省について記述します。
なお、反省はかなり長くなるため、以後「です。ます。」調は使用しません。
長距離パート用に作成した文書から、文字をある程度削りながらブログに記述しているため、不自然な形があるかもしれませんが、ご了承ください。

7区 17.6km
58’23” (ave. 3’19”/km)
3’11-11-16-19-14(16’13)-18-18-21-18-19(32’49, 16’36)
-21-21-19-21-19(49’31, 16’42)-25-25-2’02程度
区間25位(オープン含む)

個人目標
Average 3’15で合計タイム57’12”
アップダウンが各所にあるため、タイムに縛られるのではなくそれぞれに応じて柔軟に走る。これでも私の実力よりも少し上のタイムになるため、最終的には3’17-18くらいのペース、合計タイム58'くらいになるだろうと予想していた。

事前準備
今回の7区は昨年以前とは異なり、昨年6区の後半5.7kmと昨年7区を合計したコースとなる。かつての7区はチームの中で一番力のない、8番手の選手が配置されることが多かった。今回の区間変更によって、以前の6区の勝負所と7区の勝負所を足したような、かなり個人・チームの実力が試される区間に変貌した。
区間配置は3週間前の個人選でほぼ決まっていたため、時間をかけてコース動画を何度も視聴し、ポイントとなるアップダウンを中心に覚えていった。試走の際は特にキリの良い1km, 2km, …地点周辺の施設や特徴を頭に入れていった。1kmはうなぎ屋、2kmは歩道橋、といった形だ。

体調
直前に風邪をひいてしまった。のどの痛みから始まり、痛みを抱えたまま挑むことになってしまった。個人的にも最後の年で、走りたい気持ちが強かったし、補欠の実力からも私が走らないとまずい状況だと思ったため、交代はしなかった。

レース
繰り上げスタートとなった。先頭通過が予定よりも早まり、繰り上げチームは東北、札幌学院大、新潟医療福祉大、大阪経済大、広島経済大、第一工業大と合計6チームであった。
先頭通過の15分後に一斉スタート。早速最後尾となったが、最初の1km3’11と思ったよりも丁度良い入りとなった。私の1つ前は札幌学院大であったが、その選手でも3’05くらいで入っているようだったので、繰り上げ先頭は2'55くらいだろう。3.4km付近の雲出大橋や2か所の給水所では意図的にペースを落とし、後々に来る17km付近の櫛田橋への対策、確実に水分を確保することを優先した。5km付近?で札幌学院大を抜かし、13km付近の2連続の橋部分で第一工業大を抜かした。全体を通して少しずつペースが落ちていく形になったが、やはり最後に櫛田橋があるため臆病になってしまい、ペースを上げようにも上げにくかった。12.4km付近の給水所をはじめ、松阪駅近辺では想像以上に東北大学の集団応援も含め応援が多く、元気づけられた。15kmを過ぎた後にペースが3’25までガクッと落ちてしまい、応援がまばらになっていく中一番きつかった。櫛田橋では前方の東海学連選抜の選手が見えていたが、追いつけず消耗したままゴールする形となった。結果は58’23と目標よりも1分遅いタイムとなってしまった。

反省
直前に体調を崩したこともあるが、それよりも私自身の実力不足が最も顕著に表れたレースであった。仮に体調が万全だったとしても、タイムはそこまで変化しなかっただろう。持ちタイムだけを見れば、私は最下位クラスであった。区間24位、23位の選手はトラック10000mで30分台、29分台を持つような選手だったため、明らかな格上選手に対してここまで差を詰めることができたことは評価すべき点だろう。ただ、今振り返ると、もう少し私が速く走れればと少しだけ後悔が残る。

17.6kmを走って思ったことはそれだけではない。従来は1区や2区等、他の区間でまんべんなく距離が加算されていたために負担が軽減され、明らかに8区の重要性が高かった。そのために8区にエース級の選手を投入するチームが多かった。しかし、今回のコース変更によって、7区の重要性が跳ね上がり、8区と同等になった。今までのコースに比べて難易度が上がったと感じる。1-6区を平均3’107, 8区を平均3’15で走ったとすれば、総合タイムは5時間41185となり、部記録の5時間41分20秒を超える。距離が伸びるほど、平均ペースの遅れは全体のタイム・順位に如実に反映される。したがって、7区・8区の長距離区間は外せない。
また、駅伝は1区が遅れると残り7区間全員が焦り、タスキをつなぐために突っ込み、かえってチームの崩壊を招く。今回のように1区が最短となれば平均ペースも上昇するため、1区は少なくとも平均ペース3’00くらいで9.5kmを走れる人材がほぼ必須だろう。2区ももちろん重要であるが、特に1区・7区・8区、この3枚看板がこれからのチーム作りで必要になってくると思う。

感想
5年間の下積みがあったからこそ、今回のレースは思い出深いレースだった。応援の多さ、大会の雰囲気、格上の選手に勝つ・迫れる喜び、すぐ近くにいる有名選手、上げればキリがないが、改めて6年間全日本のために競技を続けてきてよかったと思う。たくさんの人に支えられて競技ができること、全日本大学駅伝で走れること、チームの代表として走れること、そして17.6kmも走れたこと。03日の強行日程で来てくれる他パートの部員、M2になって関わりが薄くなっても応援してくれる後輩たち、ご支援いただき、応援に来ていただいたOBOG、そして卒業しても遠くから応援に来てくれた同期。駅伝の裏側・大変さを改めて感じさせてくれた学連。紆余曲折はあったが、この6年間充実した幸せな競技人生を送ることができた。またこの経験が、もう少し頑張ろうという気を起こさせてくれた。
私は今年で最後となるため、来年の選考会や本戦に対してできることはほとんどないと言えるかもしれない。しかし、今回の、6年間の経験を新チームに伝えていくことは可能である。まだまだ実力は足りないし、松浦や齊藤さんのような強さはない。それでも、残り5か月程度、私も長距離パートがより良い・強いパートになるように、少しでも力になりたい。

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