2019年2月26日火曜日

2/26練習反省@3年松浦

実は練習ブログを書くのは2018年3月29日ぶりです。
3年の松浦です。
去年のある時期まではPCが適当に選んでその人に書いてもらう方針だったため、1人で走ることが多かったこともあり選ばれることが少なかったんですよね。今は学年順で書いているので、やっと順番が回ってきました。
それでは反省に入りたいと思います。
今日のメニューは1000m×5〜7本(r=2分)でした。VO2maxの向上を目的とした練習です。
全体の反省なのですが、周りを気にかける余裕がなくあまり見れませんでした。
しかし最近は仙台も暖かくなってきており、真冬に比べれば練習の消化率が良くなっているのかなと感じました。しかし、春休みに入ってから、練習量が増えているので怪我には気をつけて欲しいです。
個人の反省に移るまえに私のこの1ヶ月間について話したいと思います。
まず、私は27大駅伝が終わった3日後(1/22)に怪我をしました。損傷箇所は右足のアキレス腱から内側のくるぶしにかけた三角靱帯というところです。原因は合わない靴を履いていたことでした。怪我に気づいたのは25km走をやった次の日のjogでした。25km走のラスト1kmで右足に違和感があったのですが、その日は何もなく。しかし次の日にjogを始めてすぐに右足が痛くなりキロ5分で走っていても痛かったので、すぐに走るのをやめました。最初は原因も分からなかったので、走らなければすぐに治ると思い、それからは一切走らず、バイク練に専念することにしました。1週間半ほど経ち足の状態も良くなってきたので3'40のペースで14km走りました。その練習では痛みは全くなかったので、治ったと思い、ウキウキしていたら次の日のjogでまた同じ場所に痛み(怪我当初と同じぐらいの)を感じました。ここで初めて靴の影響があるんじゃないか?と思いました。治ったと思ってからの、再発だったので流石に気持ち的にもきつかったです。ただその時にすぐに切り替えることができました。その理由は、意識を変えたことです。具体的には今までの怪我期間中は「怪我が治るまでの繋ぎのトレーニング」という意識でバイク練や筋トレをやっていました。しかし、その時からは「速くなるため、強くなるために怪我期間中だからこそできる練習をする」という意識でトレーニングをやるようにしました。また、怪我期間中で走らないからこそいつもより時間をかけてトレーニングをするという意識を持って練習するようにもなりました。その意識を変えた時から怪我が治るまで約2週間ありましたが、その期間中は充実した期間が過ごせました。
具体的に何をしたかを書きたいと思います。まずは心肺機能を落としたくなかったので、バイク練をできる日はほぼ毎日やりました。部活にバイクはないので、青葉山体育館のを使ってやりました。このバイクはケイデンスを110以上にあげると回しすぎの警告がなるので、インターバル的な練習ができませんでした。なので、閾値トレーニングを意識して最初の5分で心肺を160bpmまで持っていき、そこから25分ぐらいまで160〜170bpmに保ち、ラスト5分で180bpmまで持っていくような形でやりました(ケイデンスは普段走る時のピッチ約180spmに合わせて85〜95ぐらい)。
また、筋トレとしては新たにBCT(Base Control Training)を取り入れました。これは日本体育大学が2012年の箱根駅伝にて20校中19位という順位で終わった後に別府(元)監督が再建策の一つとして取り入れたものです。その翌年の箱根駅伝では見事に日本体育大学は優勝を飾りました。このトレーニングで一番大事にしていることはドローインという動作です。皆さんドローインってご存知ですか?説明が長くなるので詳しくは各自で調べてくれると幸いです。簡単に言うと、お腹を囲む筋肉(横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋など)を収縮させて、ガチッと固めた状態を指します。BCTを始めるにあたって、まずぶち当たる壁がこのドローインです。これが疎かになるとトレーニングの効率が悪くなります。しかし偶然にも私は今年の夏(8月)からドローインという動作を青トレで意識してやっていたのです。その為にBCTに入っていくのになんの躊躇いもなく入ることができました。最初は1セットこなすのに1時間30分もかかり、次の日は体を動かすたび筋肉痛が体を襲ってきました。しかし今では練習前の一つの準備体操として取り入れられるぐらいになりました。
少し話は戻りますが、今年の夏からドローインを意識して取り組むきっかけとなった出来事について話したいと思います。私は1年生の夏から青トレを体作りのトレーニングとして行っていました。しかし、先程から何度までできているドローインについてあまり意識せずにやっていました。ドローインという動作は腕立て伏せや腹筋などど違い顕著にどこの部位が鍛えられてるか分かるようなものではなく、自分では感じにくい難しい動作です。難しいがために、そこの所を見て見ぬ振りをして3年の夏まで青トレをしていました。しかし、今年の夏合宿、東京大学の合宿に参加させてもらった時に、同部屋の1学年下の後輩に「青トレのこのドローインって動作何ですか?」と問われました。この時私は答えることができず、どれだけ自分が青トレを適当にやっていたのだろうと考え直すことができました。そこからは初心に帰りとにかくドローインをしっかりできるようになるまで続けようと思うことができました。それが今回の怪我の時のトレーニングに繋がる結果となりました。皆さんも一度自分の行なっているトレーニングについて「なぜ?」と聞いてみてください。それで答えられなかった時、もう一度そのトレーニングを参考にした本やサイトを見直してはどうでしょか?意識を再確認するだけでトレーニングの効果は上がると思います。
これが私の怪我中にしてきたことです。
怪我をした時こそその選手の強さが問われると思います。
私の好きな選手の田村和希選手(住友電工)は青山学院大学4年生の時、長期の怪我から復帰した後の出雲駅伝の2区で脅威の区間記録を作りました。田村選手は怪我中に誰よりも長く体作りのトレーニングをし、復帰後には復帰前より洗礼されたファームで走っていました。
さて、長々と申し訳ありませんが怪我中の人の少しでも助けになればと思い書かせてもらいました。
個人の反省に移ります。
本来のメニューのレストは2分でしたが、私と木村の利害の一致により私たちのグループは200mjogで1000mのインターバルを行いました。
ラップタイムは以下のようになります。
3'10 09 09 10 10 09 08 07 08 04(r=59 59 60 57 50 50 49 48 45)
私の今日の練習は3'10のペース感覚を取り戻すかつ閾値トレーニングという目的で行いました。5本目までは秀がいたので200mjogは普通のペースで行いました。6本目からは閾値トレーニングの質を上げるために200mjogを速くして、ペースも少しだけあげました。
怪我が治ってからポイント練習は4回目でした。1回目はキロ3'25のペースで1600m×6(r=1分)。2回目は20km走(ave3'46)。3回目は15km走(ave3'21)のように3'20ぐらいのペースの感覚は取り戻せていたが、いきなり普段の1000m×7(r=1分)を2'53〜57でやる自信はなかったので、今日のような練習になりました。昨日の15km走とのセット練と考えてやり、それなりに走れたので安心しました。3分を切るようなペースの感覚は学生ハーフが終わってから取り戻せていけばいいと考えています。
練習の反省はこの辺にしておきます。
最後に、今日は東北大学の前期試験が終わりました。合格発表はまだですし、後期試験がある方もいると思いますが、まずはお疲れ様です。
この長距離ブログをどんな方が見ているかはわかりません。閲覧回数は見れるのですが、それを見る限りたくさんの人が見ているわけではなさそうです。しかし、長距離ブログを見ている高校生が1人でもいるのであれば、その子にとってこの長距離ブログは、東北大学に入学して陸上部に入るきっかけになるかもしれません。
うまくまとめられませんが、高校生の皆さん、是非東北大学学友会陸上競技部への入部をお待ちしております。

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